【テント場情報】初心者におすすめのテント場15選 新宿から電車・バスなどの公共交通機関でアクセスしやすくて、交通費もそこまで高くない!

※ 当ブログの商品・サービスのリンクにはプロモーションを含みます

先日、登山初心者の友人の為に、テント場のメモをまとめました。

翌朝、なんとなく「同じようなこと調べてる人もいるかもしんないなー」と思って、そのメモのスクショをTwitterにも投げておきました。

そしたら、なんだか思ってたよりニーズがありそうだったのと、自分も後々便利に使えるんじゃないかと思い、記事にまとめることにしました。

当初は「テント泊の荷物を背負って少し歩く」「夜行バスは使わない」という前提で調べていたというのもあって、登山口すぐだったり遠いテント場は入れてなかったんですが、追々追加していきます。
表銀座周辺エリアのテント場とか、全く入ってませんしね。

各テント場の写真がないのは、掘り起こすのがめんd……テント場全体を映したいい感じの写真があんまりなくて、あの、すみません。
 
 

想定している対象者や、テント場を選ぶにあたっての条件など

一応、どういう基準で選んだのかを書いておきます。
概ね自分が行ったことがあるところですが、一部フォロワーさんからご推薦いただいた場所も、アクセス等確認したうえで追加しています。

対象者:テント泊を始めようとしている・テント泊を始めたばかりの人

テント泊1年生でも無理なくたどり着ける難易度で、テント以外にも登山や散策を楽しめそうなところを選びました。
急にデカく重くなったザックを背負って、いきなり6時間も8時間も登り続ける……というのはおすすめしません。

なので、基本的には登山口から3時間前後くらいのところまで。
とはいえ、日帰り登山からテント泊に移行した人なら、泊まりたい憧れのテント場とかもあったりすると思うので、そういうところも少し載せています。

体力に自信がない・不安な方は、まずは登山口から1~2時間くらいのところに行ってみて、自分がテント泊装備で無理なく歩けるのはどのくらいの時間・距離・標高差なのか、自分の歩くペースは標準CT比でどのくらいのペースなのか、等を把握するのがいいと思います。
次回以降の計画が立てやすくなります。

新宿から公共交通機関でアクセスしやすいテント場

わたしは車を持っていません。
なので、公共交通機関を使って、新宿から週末の一泊二日くらいで行けそうなところがいいなー、と思っています。
ネットで初心者向けのテント場を調べて、「ここ行きたい!」て思ってアクセス方法調べたら、「車かタクシーじゃないと無理じゃんこれ……」って悲しんだ過去のわたしのような方へ。

始発のあずさで登山口着が14時過ぎ……?

交通費がそんなに高くないテント場

テント装備をなんとか一式揃えた頃って、かなりお金を使っててあんまり余裕がないわりに、そのお金のない時期が、人生で一番テント泊へのモチベーション高い時期だと思います。たぶん。

なので、できるだけお財布にやさしく、あんまり交通費が高くないところを探しました。
できるだけ……諸々込みで15,000円以内くらいで……なんとか……なってたりなってなかったりします。
ご予算に応じてお選びください。

ここに載せてる交通費は、基本的に新宿発着の往復金額です。特に高速路線バスは、行きたい日や残席数などに応じて随時値段が変わるものもあるので、参考程度にして頂ければ。


表の見方


新宿からの運賃は、2023年5月に、土曜発(夜行バスは金曜夜発)で、NAVITIMEと各バス会社サイトで調べました。
登山口からの移動時間・移動距離・標高差は、ヤマレコ内のヤマプラで調べたものです。利用するサービスにより差が出る場合があります……が、歩くペースは人それぞれなので参考までに。
コメント欄のバス情報は、頑張って調べましたが、正確性を保証するものではありません。実際に行かれる際は、必ず公式の最新情報をご確認ください。


大体、登山口からの移動時間が短い順で載せています。
行くところの画像だけ保存されることも想定して、コメントも画像化しています。

どうぞ広い心でご利用ください。


大弛小屋テント場(金峰山・朝日岳・国師ヶ岳・北奥千丈岳など/奥秩父)


大弛峠のすぐそばにある大弛小屋のテント場。
駐車場横の林にあるので、テント泊装備を背負って歩くトレーニングにはならない。
駐車場のトイレを利用。

国師ヶ岳&北奥千丈岳と、朝日岳経由の金峰山、2日で両方行ける。

バスは路線バスではなく、バス旅行ツアー扱い。
1名~催行。
要事前予約・当日現金決済。

2023年6月3日~10月29日の土日祝日運行予定。1日2便。
7:30・9:00 塩山駅発 → 8:55・10:25 大弛峠着


▼ 大弛小屋
oodarumi.jp


▼ 栄和交通 大弛峠(金峰山)ツアー
eiwa-kotsu.jp


青苔荘テント場(白駒池・ニュウ・中山・丸山など/北八ヶ岳)


白駒池のほとりにある、苔の森で有名な青苔荘のテント場。
ガッツリ登山というよりは、苔の森を楽しむのがいいかも。
テント背負って歩くのに慣れる前に着いてしまうので、そっちのトレーニングにはならないかもしれない。

テント・トイレの料金体系が独特。

麦草峠線は、2023年7月15日~10月15日の季節運行、1日3便。
始発は 9:35 茅野駅発 → 10:46 麦草峠着。


▼ 青苔荘
seitaisou.jp


▼ アルピコ交通 麦草峠線
www.alpico.co.jp


福ちゃん荘テント場(大菩薩嶺/奥秩父)


日帰りでも十分楽しめる大菩薩嶺だけど、晴れた週末はテントがいっぱいになることもあるそう。
当日のテント受付時に500円以上購入することを条件に、前日電話予約も受け付けている。

交通費もテント泊料金も安く、バス停から歩く距離も短い。
テント泊デビューにうってつけのテント場。

上日川峠線は2023年4月15日~12月10日の土日祝日と一部平日運行。
土日祝日1日3便・平日1日3便。
始発は8:10 甲斐大和駅発 → 8:51上日川峠着。


▼ 福ちゃん荘
www.kcnet.ne.jp


▼ 栄和交通
eiwa-kotsu.jp


雷鳥沢キャンプ場(雄山・富士ノ折立・真砂岳・別山・奥大日岳など/立山)


地上の楽園(※個人の感想です)。
キャンプ場からの眺めが既に美しく、室堂からも1時間かからない為、夏は登山をしないキャンパーも多い。
キャンパーは経験上夜遅くまで盛り上がっていることが多い(※個人の感想です)ので、翌朝早くから行動するなら、山岳テントが集まっているところに張るのがお勧め。

登れる山も色々。交通費はあまり財布に優しくないけれど、アクセス自体は簡単。
徒歩圏内に温泉まであって、とてもいいところなのでご紹介。

表の表記をどうするか悩んで悩んでこのように↑しましたが、わかりづらかったらお知らせください……3つに分けるかもしれません……。

室堂へのアクセス

高速バスは料金の変動あり。
立山黒部アルペンルートも、WEBきっぷをあらかじめ購入しておくと当日スムーズ。割引があったりする。
富山~立山経由・扇沢経由の経路の2つで、バス料金は意外なことに大差ない。

① 扇沢経由(高速バス):片道9,620円~13,850円
② 富山経由(高速バス):片道10,850円~13,720円
③ 富山経由(新幹線) :片道17,540円~18,270円
※特にバスは時期や残席数等の影響による金額の変動が大きいので、実際の運賃をご確認ください。
 
扇沢IN・富山OUT等もありなので片道料金を掲載しています。
扇沢は、バスターミナルと駐車場以外 正直何もない……。富山経由で、日本海の海の幸や富山ブラック等の富山グルメを満喫するのがおすすめ。


▼ 雷鳥沢管理所(Facebook)
www.facebook.com


▼ 立山黒部アルペンルート
www.alpen-route.com

雷鳥沢キャンプ場から行ける日帰り入浴施設(近い順)


▼ 雷鳥沢ヒュッテ(日帰り入浴700円)
www.raichozawa.net


▼ ロッジ立山連峰(日帰り入浴700円・TEL:076-482-1617・営業期間7-9月)

2023年のGWに行った際は営業期間外で、最新の営業状況は確認できていません。
事前に電話確認されることをお勧めします。


▼ 雷鳥荘(日帰り入浴1,000円・11-20時)
www.raichoso.com


▼ みくりが池温泉(日帰り入浴1,000円・9-16時)
www.mikuri.com


宝剣山荘テント場(木曽駒ヶ岳/中央アルプス)


宝剣山荘の北側が、2023年夏から新たにテント場として利用できるようになるとのこと。
張数が10張と少ないが、完全予約制なので予約さえ取れればOK。
木曽駒ヶ岳頂上山荘テント場に向かう手前にあるので、登山口までのアクセスは全く同じ。

山岳メーカーテント推奨。森林限界を超えるので、絶景な分、天候が荒れるときは本当に荒れる。

新宿からは、バスタ新宿で発売している「駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ」がおすすめ。
高速バス往復乗車券 + 路線バス往復乗車券 + ロープウェイ往復乗車券 + 周辺施設での割引特典のセット。
ハイウェイバスドットコムで席を予約し、窓口で切符を購入するとよい。


▼ 宝剣山荘
miyadakankou.co.jp


▼ 駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ
www.chuo-alps.com


山の鼻キャンプ場(尾瀬ヶ原・至仏山など/尾瀬)


鳩待峠から入山する人がほぼ全員通る尾瀬ヶ原の入口。
登山口からは近い反面、日中は人通りが多い。
受付は至仏山荘。

至仏山は6月30日まで植生保護の為 全面入山禁止。その間は水芭蕉のシーズンなので、尾瀬ヶ原をのんびり歩きたい。

7月以降も山ノ鼻~至仏山頂は登り一方通行で、反時計回りにしか周回できないので、1泊2日で至仏山に登る場合、(山ノ鼻~鳩待峠を往復しない限り)テントを背負って登頂し、鳩待峠に降りることになる。

尾瀬号は2023年5月26日~10月15日の季節運行。

戸倉~鳩待峠乗合バスは2023年4月22日~11月5日。


▼ 東京パワーテクノロジー
www.tokyo-pt.co.jp


▼ 関越交通 尾瀬号
kan-etsu.net


▼ 関越交通 戸倉~鳩待峠乗合バス
kan-etsu.net


富士見平小屋テント場(瑞牆山・金峰山/奥秩父)


平成の名水百選に選ばれるほど水が美味しい。地ビールが楽しめる。
テント泊デビューの定番としてよく名前が挙がるテント場。

ここをベースキャンプとして、百名山の瑞牆山・金峰山を2日に分けて両方登る人が多い。
しっかり登山を楽しみたい方におすすめ。

韮崎瑞牆線は2023年4月1日~11月23日の季節運行、1日4~6便。
始発は 8:50 韮崎駅発 → 10:09 みずがき山荘着。


▼ 富士見平小屋
www.fujimidairagoya.jp


▼ 山梨峡北交通
cus4.kyohoku.jp


高見石小屋テント場(白駒池・ニュウ・中山・丸山など/北八ヶ岳)


ランプと揚げパンで有名な山小屋。テント場は早い者勝ちで、数張程度しか張れない。
ここに張れなかったら黒百合ヒュッテまで歩く覚悟がいるかも??
近くの青苔荘のテント泊は完全予約制。
正直、高見石小屋ならテントより小屋泊がいいような(なぜ紹介した)

麦草峠線は、2023年7月15日~10月15日の季節運行、1日3便。
始発は 9:35 茅野駅発 → 10:46 麦草峠着。

奥蓼科渋の湯線は、土日祝日及び2023年7月29日~8月27日運行、1日3便。
始発は 9:25 茅野駅発 → 10:17 渋の湯着。


▼ 高見石小屋
takamiishi.com


▼ アルピコ交通 麦草峠線
www.alpico.co.jp


▼ アルピコ交通 奥蓼科渋の湯線
www.alpico.co.jp


木曽駒ヶ岳頂上山荘テント場(木曽駒ヶ岳/中央アルプス)


稜線のテント場。めっちゃ景色がよくて木曽駒ヶ岳の山頂も近い。
山岳メーカーテント推奨。森林限界を超えるので、絶景な分、天候が荒れるときは本当に荒れる。
上記期間以外は宝剣山荘での受付。

新宿からのアクセスは、バスタ新宿で発売している「駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ」がおすすめ。
高速バス往復乗車券 + 路線バス往復乗車券 + ロープウェイ往復乗車券 + 周辺施設での割引特典のセット。
ハイウェイバスドットコムで席を予約し、窓口で切符を購入するとよい。


▼ 頂上山荘
miyadakankou.co.jp


▼ 駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ
www.chuo-alps.com


夜叉神峠小屋テント場(夜叉神峠/南アルプス)


上記の期間外の営業は要問合せ。
鳳凰三山の南端稜線上にある夜叉神峠からは、北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山など、南アルプスの山々が見渡せる。
新緑の5月頃・紅葉の10月中旬~下旬が特におすすめのよう。

バス代自体は片道1,450円だが、南アルプス山岳交通適正化協議会への利用者協力金(片道300円)が必要。

路線バスは2023年6月23日~11月5日の季節運行。1日6便。
始発は 4:35 甲府駅発だが、新宿から始発で向かうなら、乗れるバスは3便目の 9:05 甲府駅発 → 10:17 夜叉神峠登山口着 以降になる。


▼ 南アルプスNET
www.minamialps-net.jp


▼ 山梨交通バス
yamanashikotsu.co.jp


黒百合ヒュッテテント場(天狗岳・中山・ニュウなど/北八ヶ岳)


北八ヶ岳の稜線へのアクセスがよく、カフェも併設されていてメニューも豊富で美味しい、北八ツきっての大人気の小屋……だけど、スタッフ不足の為、カフェ営業は2023/7/1からスタッフが確保できるまでお休みされるそう(2023/6/5時点)。
最新情報は小屋のブログをご確認ください。

混雑するので、できるだけ早くたどり着きたいテント場。(たぶん、渋の湯よりも唐沢鉱泉から登ってくる車アクセスの人の方が多い)

奥蓼科渋の湯線は、土日祝日及び2023年7月29日~8月27日運行、1日3便。始発は 9:25 茅野駅発 → 10:17 渋の湯着。


▼ 黒百合ヒュッテ
www.kuroyurihyutte.com


▼ 黒百合ヒュッテ「今日の黒百合ブログ」
blog.goo.ne.jp


▼ アルピコ交通 奥蓼科渋の湯線
www.alpico.co.jp


見晴キャンプ場(尾瀬ヶ原・燧ヶ岳・三条の滝・尾瀬沼・至仏山など/尾瀬)


登山道から少し入ったところにあるので、比較的静かにのんびり過ごせる。
尾瀬ヶ原の真ん中辺りに位置し、尾瀬ヶ原の中でも行先の選択肢が多い。
大清水からでも行けなくはないが、距離13.4km・所要時間5時間30分となり、テント初心者には厳しい。

受付は燧小屋。2023年から日帰り入浴再開(1,000円/人)。
小屋の混雑状況によっては中止することもあるので、受付時に要確認。

近くに山小屋がたくさんあり、喫茶をやっている小屋も多いので、昼間はそちらを利用しても。
個人的には尾瀬小屋がおすすめ。

尾瀬号は2023年5月26日~10月15日の季節運行。
戸倉~鳩待峠乗合バスは2023年4月22日~11月5日。


▼ 燧小屋
ozehiuchigoya.com


▼ 関越交通 尾瀬号
kan-etsu.net


▼ 関越交通 戸倉~鳩待峠乗合バス
kan-etsu.net


赤岳鉱泉テント場(赤岳・硫黄岳・横岳など/南八ヶ岳)


南八ヶ岳人気ナンバーワンと思われる大きな山小屋。5-10月はお風呂(1,000円)に入れる……が、2023年6月25日~7月4日は改修工事の為 入浴できないので注意。
事前予約で小屋で夕食(2,500円)・朝食(1,000円)が食べられる。
夕食のステーキや、冬季の人口氷瀑(アイスキャンディ)によるアイスクライミングなどで有名。

美濃戸口線は通年土日祝日+特定日に運行しているが、時期により運行本数や時刻に変動あり。
2023年4月29日~10月29日は土日祝日と7月29日~8月27日の毎日運行。1日4便。
始発は 9:20 茅野駅発 → 9:58 美濃戸口着。


▼ 赤岳鉱泉
www.akadakekousen.jp


▼ アルピコ交通 美濃戸口線
www.alpico.co.jp

青年小屋テント場(権現岳・編笠山・西岳など/南八ヶ岳)


「遠い飲み屋」こと青年小屋さん、お人柄が伺えるサイトもぜひ見てほしい。
所要時間等は観音平から編笠山を巻く方のルート。

MOUNTAIN TAXI はシェア型登山タクシー。
1名~催行(めちゃコンパクトなタクシー旅行ツアー扱い)要事前予約・事前クレジット決済。
一般タクシーの半額程度の料金設定なので、1~2名の利用がお勧め。(それ以上の人数になるなら一般タクシーの方が安いと思う)

2023年6月15日~11月15日の毎日運行予定、予約は2023年6月1日12時より予約開始。
9:00 小淵沢発 → 9:16頃? 観音平登山口着


▼ 青年小屋
yatsugatake-seinengoya-tooinomiya.net


▼ MOUNTAIN TAXI
www.mountaintaxi.jp


尾瀬沼キャンプ場(尾瀬沼・燧ヶ岳など/尾瀬)


樹林帯の中にある、木道とウッドデッキで区画されたテントサイト。
区画には番号が振られているが、当日受付順の早い者勝ち。
尾瀬の中でここだけ完全予約制なので注意。
テントの受付は尾瀬沼ヒュッテ、13時~。

2023年は日帰り入浴受付なし。

尾瀬沼は尾瀬ヶ原よりも標高が高いので、花の開花時期も尾瀬沼の方が少し遅い。
尾瀬ヶ原の水芭蕉に間に合わない!といったときに尾瀬沼を選ぶのもあり。

めちゃくちゃ個人的な話で恐縮ですが、わたしのテント泊デビューがここでした。
なぜかウッドデッキに惹かれた記憶がありますが、今となっては何であそこまでウッドデッキに魅力を感じたのかよくわかりません。
あの頃今の知識があればもっと楽なテント場に行っていたことでしょう……。


尾瀬号は2023年5月26日~10月15日の季節運行です。


▼ 尾瀬沼ヒュッテ
www.ozejin-yamagoya.jp


▼ 関越交通 尾瀬号
kan-etsu.net